お客様各位
【11月13日:今朝の状况】
※為替(ドル/円):1ドル=113円91銭【07:00現在】
※N.Y.ダウ: 36100(+179)
※銅LMEセツルメント($/t)
①午前売: 9854.5(+4.5)
②午後売: 9864.5
※ COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
③銅: 4.4555(+0.051)
④金: 1867.9(+4.7)
※WTI原油先物($/bbl)
⑤原油:80.79(-0.8)
※本日時点予想計算値:国内銅建値(/kg)
①ロンドン午前:1170円
②ロンドン午後:1170円
③N.Y. : 1170円
※ニューヨーク為替引値(円)
114.05-114.09(0.15円安-0.17円安)
【11月12日:昨日の状況】
※国内銅建値1150円( 11月11日より-20円)
《採算分岐点》
※日本では、ここ数年新しくナゲット加工を始めた
工場(特に中華系)は、弊社も含めて事業の曲がり角
にきています。
※ナゲット工場を運営する為に、無理な、被覆線くず
集荷競争をしていることが原因だと思っています。
採算を想定してみます。
※50%の歩留まりの被覆線くず(450円/kg)を100
トン買い、その加工が終わると理論上、50トンの銅
ナゲットが出来上がります。
仮に銅ナゲット(1,000円/kg)を50トン売ると売上
高は5,000万円となり、粗利益は500万円(5,000万
△4,500万=500万)となります。
※1ヶ月間の加工量が100トンで、その間の全ての
コストが500万円だとすると、粗利益=コストなので
利益はゼロ。
この場合の採算分岐点が500万円/月となります。
※この計算を基に工場を運営していると「毎月100
トンの雑線を仕入れ、加工をしなければ工場は赤字に
なってしまう」という頭になりがちです。
※仮に、①加工賃を多く取れる品物(ナゲットを高く
売るo被覆線くずを安く買う)を扱うか、②歩留まり
が想定より多く出れば、もしくは③月間のコストを
下げれば、必ずしも100トンの仕入れ・加工をしなく
とも利益を出すことが出来ます。
※人間の頭は単純で「毎月100トン=採算分岐点」と
インプットされると、いつのまにかそれ自体が目的に
なってしまい、100トンの集荷だけを目指すように
なります。
※実は、想定している加工賃50円/kg
(1,000X50%△50=450)を取れなければ、
100トン集めても意味がありません。
が、目的は、一人歩きして行きます。
※そしてあくなき集荷競争となります。
(★注)採算分岐点
管理会計場の概念の一つ。売上高と費用の額が
ちょうど等しくなる売上高または販売数量を指す。
前者を採算分岐点売上高といい、後者を採算分岐点
販売数量という。
※雑線(ヤード持込):【11月12日現在】
【1】ワイヤーハーネス:410円前後
【2】雑線エフケーブル(VVF):360円前後
【3】雑線・一般(42ー43%):330円前後
【4】雑線B :230-260円
【5】家電線:付き物を取り売買可
【注意1:参考価格。理論値につき確認後の契約条件】
【注意2:大口=約10トン単位の価格を基準としています。
以上